広がる子供向けプログラミング教材 教育必修化、文科省方針も追い風に (3/4ページ)

2016.6.29 07:00

プログラミングできるブロックで先駆的なレゴも出展
プログラミングできるブロックで先駆的なレゴも出展【拡大】

  • 講演するDeNA会長の南場智子氏
  • ブロック遊びとプログラミングを組み合わせた「ソビーゴBP1」(左)とロボット作りを学ぶ「ソビーゴRP1」
  • ソニー・グローバルエデュケーションの「KOOV」

 スクール関係では、学研エデュケーショナル(東京都品川区)も、ブロックを組み立てるとロボットになる「Artecブロック」を提供しているアーテック(大阪府八尾市)の製品を使ったプログラミング教室を展開中。「Artecブロック」はソニーグ・ローバルエデュケーション(東京都港区)でも活用して、子供向けのプログラミング学習キット「KOOV」の開発を進めている。独自の半透明カラーに彩られたブロックを組み合わせ、手をかざすと口を閉じるワニや、手の動きを察知して音を出す楽器などを作り出せる。

 子供たちのお稽古ごとと言えば、昔は習字やそろばん、ピアノといったものが中心だった。今はそこにロボット作りやプログラミングといったジャンルが登場して来た形。2020年の小学校でのプログラミング教育必修化という文部科学省の方針も追い風となって、学校内外で広がっていきそうだ。

 早い時期からのプログラミング教育がどうして必要なのか。そのことについて、「『間違えない達人』から『うねりを作る人材』へ ~子どもたちにプログラミング教育を~」というタイトルで触れたのが、ディー・エヌ・エー会長の南場智子氏だ。AI(人工知能)の発達やロボット技術の進歩で人の働き方が大きく変わり、「コンピューターに使われる人材、コンピューターと競争する人材、コンピューターにコマンドを出す人材」が生まれてくる。ここで「コンピューターに指示を出せる人材を、どれだけ輩出できるかが、その国の競争力に直結する」と南場氏は訴える。

以前からデジタルデバイドという言葉で、コンピューターが使える人と…

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