しかし、海外の動物実験で神経毒性が疑われ、厚生労働省は平成17年8月、自治体などを通じて製薬会社に対し、虫よけ剤の添付文書を改訂し、6カ月未満の乳児には使用しない▽6カ月以上2歳未満は1日1回▽2歳以上12歳未満は1日1~3回-など子供への使用制限を盛り込むよう通知した。3年後には、神経毒性について「影響は認められない」との実験結果が出たが、制限は残ったままだ。
関西福祉大の勝田吉彰教授(渡航医学)は「使用制限があることで『子供に使うと危険』と考える保育園があるのではないか」と推測する。
意識が変化
米国では、マラリアなどの感染症対策にディートを含む虫よけ剤の使用を推奨し、安全な使い方については、疾病予防管理センターのガイドラインで注意を促している。また、海外では、子供への使用制限のない国もある。