南海トラフ巨大地震は「2038年ごろ」 熊本地震“予知”の元京大総長が予測 (3/5ページ)

2016.9.4 17:10

「南海トラフ巨大地震は2038年ごろ」。元京大総長で京都造形芸術大の尾池和夫学長は、過去のサイクルからこう予測しているが…
「南海トラフ巨大地震は2038年ごろ」。元京大総長で京都造形芸術大の尾池和夫学長は、過去のサイクルからこう予測しているが…【拡大】

 25年4月からは京都造形芸術大の学長に。著書に「2038年南海トラフの巨大地震」などがある。

 地震学者への道は「なんとなく選んだ」という結果だったという。「(高校の)先生は『東大へ行け』と言っていたけど、物理の実験がやりたくて…」と京大理学部へ進学した。

 3回生のとき、学科選択を迫られ、「僕は人嫌い。人が少ないところを」と地球物理学科を選び、最終的に「消去法で、面白そうな中から」地震学を選択したとか。

 地道な研究生活の中で、さまざまな発見や成果があったが、それがいつしか地震の“常識”となっている事柄もある。

 たとえば、内陸地震の震源の深さ。日本列島の内陸地震の震源は深さ10~15キロに集中しているが、それはその位置に「割れやすい花崗岩質層がある」から。自身が観測を重ねた大発見だった。

 また「活断層に沿い、地震が連発する」という現象も博士論文で発表した研究成果だといい、それは4月の熊本地震でも証明された形だ。

活断層の活動状況などを観測すれば、ある程度予測が…

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