
タマノイ酢の調味料「ビラブドアジア」はパクチー入りだが、生パクチーも載せればより本格的な味に=8月3日、堺市(田村慶子撮影)【拡大】
関西では26年秋に初めての専門店「GoGoパクチー」(大阪市中央区)がオープンし、その人気に目をつけたホテルも冷めんやカクテルにパクチーを使ったメニューを展開。ハイアットリージェンシー大阪(大阪市住之江区)は今年、タイ料理のフェアが期間限定で開催し「トムヤムクンなどパクチーを生かした料理が女性客たちの人気を呼んだ」(広報担当者)。
日本でのパクチー人気に火をつけたのは、間違いなくタイ料理だろう。タイにはパクチーに加え、日本の魚醤やみそに似たナンプラー、タオチオなどの基礎調味料が豊富にあり、格安航空会社(LCC)の路線拡大などでタイを訪れて現地の料理を楽しむ日本人も増えてきた。ある大手旅行会社は「海外旅行先の中でもタイは食自体が旅の目的にもなっている」と指摘。こうした背景から、パクチーの注目度も増したのかもしれない。
「うちで手軽に」と、食品メーカーも新商品続々
最近では「パクチスト」と称し、パクチーファンを自任する人も多い。その中心は美容・健康意識の高い女性たちだ。パクチーにはβカロテンやビタミンB、C、Eといった栄養素が豊富なうえ、体内に蓄積された有害毒素を排出するデトックス効果があるともいわれているためだ。