4月生まれは注意
B型肝炎のワクチンを接種することで、体の中にHBVへの抵抗力(免疫)ができる。将来の肝硬変や肝がんを予防するためには、感染前にワクチンを接種することが勧められる。日本では昭和60年から母子感染にターゲットを絞った事業を実施。キャリアーとなる子供が減少するなど成果を上げたが、母親以外の家族や成人してからの感染を防ぐには全員が免疫を持つ必要がある。
ワクチンは日本では約30年前から接種可能だったが、これまでは任意接種(計3回接種)で1回につき4千~7千円の費用がかかった。定期接種となることで今後は公費負担となり、自治体にもよるがほとんどが無料で受けられるようになる。
製薬会社、MSD(東京都千代田区)が8月に実施したインターネット調査では、1~4歳の子供約1600人中、B型肝炎ワクチンを接種していたのは50%。厚生労働省によると、乳幼児の定期接種のワクチン接種率はほとんどが90%を超えており、定期接種になることで接種率向上が期待される。
定期接種の対象は、今年4月以降に生まれた乳児で、受けられる期間は1歳になるまで。3回接種が基本で、2回目は1回目の接種から4週、3回目は1回目から20~24週をあけて接種する。