一方、企業にとっては、この法改正に対して、次の5つの対応策が考えられます。
▼有期社員の無期転換に備えた5つの対応策
(1)雇止め:有期契約が5年を超えないように契約終了する。
(2)無期契約社員化(処遇条件変更なし):給与など条件を変えず、無期契約にする。
(3)無期契約社員化(処遇条件改善):給与など条件を引き上げ、無期契約にする。
(4)限定正社員化:勤務地、職務、時間などを限定した正社員に転換する。
(5)正社員化:完全に正社員に転換する。
このうち、大多数の企業が選択すると考えられているのが、「(2)無期契約社員化(処遇条件変更なし)」「(3)無期契約社員化(処遇条件改善)」です。先ほど述べた『無期契約社員』ということになります。「(1)雇止め」は人手不足が深刻化する現状では採りづらく、「(4)限定正社員化」「(5)正社員化」は人件費負担の大幅増が懸念される。そこで、待遇は現状維持もしくは若干改善させた上で、無期契約社員化するケースが多くなるのです。