Aらは同日中に入館証を返還しにきたが、その際も「給与払われんかったら弁護士使ってでも訴えてやるわ。離職票もとっとと送ってや」と暴言を吐いたという。
「怖いんですもん…」
こうした恫喝(どうかつ)行為は本当にあったのか。実は女性側は、このときのやりとりを録音していた。4人の反訴状や録音データによると、4人とマネジャーの会話は以下のようなものだった。
女性A「今日で退職させていただきます」
マネジャー「分かりました」
女性B「私の実力ではできないなあっていう判断です」
女性C「続けていく自信がないので辞めさせてください」
マネジャー「はい、分かりました」
退職の理由について4人は、研修内容が不親切で丁寧な技術指導がなかったためだと説明した。その後いったん帰宅したが、再度手続きのためにサロンを訪れた際、マネジャーから入館証の返還を求められた。
Aにはサロンに対する不信感があった。
A「給料入ってからでないとお渡しできないんです。怖いんですもん。何か一筆書いてもらったら安心できるんですけど」
マネジャー「こちらは支払う義務があるから安心していただいて…」
A「それでも怖い…。いやあ怖いですね、やっぱり。給料すぐ振り込んでくれるんですか? 本当にちゃんと振り込んでくれるんですね」
マネジャー「早くて今週中に手続きが済みます」
その言葉を信じ、Aらはその場で入館証を返却したという。