
子供向け共済の主な内容【拡大】
全国生協連は、健康保険が適用されない先進医療を受ける場合に1万~150万円の共済金を支給。コープ共済では、長期入院への保障が手厚く、270日以上続く入院に対して36万円が支払われる。
幅広い保障項目
保険会社が販売する保険は原則として医療や生命、損害などの分野に分かれているが、共済はそれらを横断的に保障している。各共済とも、事故や病気で死亡したり、重度の障害が残ったりした場合も共済金(100万~600万)を支給。全労済と全国生協連は、子供が誰かにけがを負わせた際などの個人賠償(最高100万円)も保障する。
また、共済は営利事業ではないため、共済金の支払いや運営費などを差し引き資金に余りが生じた場合、その余剰分を「割戻金」として加入者に戻す仕組みがある。平成27年度の掛け金に対する割戻金の割合は、全労済約15・5%▽全国生協連約21・9%▽コープ共済約16・4%(地域により異なる場合がある)-で、実質的には、それぞれ月760円▽同781円▽同836円-で加入できたことになる。