なぜ若者はジーンズをはかなくなったのか 10年で生産3割減、ユニクロや無印良品の台頭も影響? (4/5ページ)


【拡大】

  • 日曜日の大阪・ミナミを行き交う人たち。ジーンズ姿以外の人が目につく=大阪市中央区
  • 日曜日の大阪・ミナミを行き交う人たち。ジーンズ姿以外の人が目につく=大阪市中央区
  • 日曜日の大阪・ミナミを行き交う人たち。ジーンズ姿以外の人が目につく=大阪市中央区
  • 日曜日の大阪・ミナミを行き交う人たち。ジーンズ姿以外の人が目につく=大阪市中央区

 協議会の浅野友城専務理事(69)は「日本のジーンズは生地や縫製技術は世界トップクラスだが、残念ながら一時の勢いはない。ただ、盛り返しつつある」と話す。別のジーンズ業界の関係者も「底を打ったのではないか。これからは上がっていくだろう」と希望を託した。

選択肢増え、多種多様になったボトムス

 ところで、なぜジーンズがはかれなくなっているのだろうか。

 現在、男性用ボトムスは実に多種多様なパンツが販売され、ミナミの街頭でも確認できた。

 両サイドに大きめのポケットがついたカーゴパンツやワークパンツ、ウエストにひもなどを使ったイージーパンツ、すそがしまったジョガーパンツ、7分程度の丈のクロップドパンツ、昔は部屋着のイメージが強かったスウェットパンツ…。

 バブル時代やそれ以前、男性のカジュアルなボトムスといえば、ジーンズかチノパンくらいしかなかったが、選択肢が大幅に増えているといえる。

 カジュアルスタイルの多様化で、ジーンズがはかれなくなっているのではないか。浅野専務理事らジーンズ業界関係者に取材すると、一様に認めた。

「トレンドアイテム」ではなくなった

 ジーンズ業界を業界紙記者として長年にわたり取材してきたファッションジャーナリストの南充浩(みつひろ)さん(46)もカジュアルファッションの多様化を原因にあげ、「ジーンズは平成21、22年ごろからトレンドアイテムではなくなった」という。一方で、ボトムスの多様化とともに、ジーンズブランド自体が大幅に増えた変化も指摘する。

「ユニクロ」や「無印良品」の台頭も影響か