
高速鉄道が停車する駅はモダンなデザインで、まだ新しくピカピカしていた。ヨーロッパや台湾・韓国と違って男性が手助けしてくれることはないが、ホームはフラットでスーツケースを転がしやすいのが嬉しい【拡大】
重慶北駅で中国高速鉄道に乗るためには、保安検査を受けなければならない。80リットルの大きなスーツケースを引きずっているし、ここでトラブルに見舞われたら嫌だな。身構えていたがあっけないくらい簡単に通過できた。前日の乗車券購入といいスムーズに進行して幸先がいいぞ。
続いて探すべきは待ち合いホールにあるインフォメーションカウンター。親切な美人コンシェルジュから「もしも、万一、駅で誰か英語を話せる人がいるとすれば、それはインフォメーションカウンターだ」と言っていたからだ。彼女によると、最上位クラスである「商務座(ビジネスクラス)」の乗客は、一般の乗客とは異なる待ち合いスペースがあると聞いていたからだ。しかしここから暗雲が立ち込め始める。まずは英語で話しかけたが、顔の前で手を振るだけで話さえ聞いてもらえない。しかし私にはあのメモがある。意気揚々と見せると、早口に何かをまくし立てる。しまった、いくら“正しい中国語”で質問したところで、回答がまったくわからないのでした。