【江藤詩文の世界鉄道旅】シュトゥーバイタール鉄道(2) 路面電車で向かうロマンティックなチロルの村 (1/2ページ)

2017.3.19 18:00

ムッタース駅に入線したシュトゥーバイタール鉄道
ムッタース駅に入線したシュトゥーバイタール鉄道【拡大】

  • 車窓には美しい牧草地。右手奥の白い塔がベルクイーゼル・ジャンプ台
  • シュトゥーバイタール鉄道の運転席
  • チロルでいちばん美しい村ムッタース村の風景
  • 農家さんのキッチンは冷蔵庫まで木張りでおしゃれ

 チロル州の州都インスブルックの街中を走る真っ赤な路面電車。しかしこの小さな列車、ただかわいいだけの路面電車ではない。掲示された行き先は「フルプメス」。街を出たシュトゥーバイタール鉄道はシュトゥーバイ渓谷を越え、標高937mのフルプメスまで約1時間かけて登っていく登山列車に変わる。もともとは独立した登山列車だったが、路面電車に乗り入れたそうだ。

 町外れの小さな踏切が、シュトゥーバイタール鉄道が路面電車から登山列車に変わるサイン。ここからぱぁっと視界が開けて、車窓にはアルプスらしい草原が広がる。気のせいか列車も嬉しそうで、スピードまで上がったような。程なく見えてくるのはスキーのジャンプ台。インスブルックではこれまでに2度、冬季オリンピックが開催されている。そのアイコンでもあるジャンプ台「ベルクイーゼル・ジャンプ台」は日本でも有名な女性建築家、故ザハ・ハディド氏によるもの。

 終点まで乗ってもたった1時間の乗車時間だが、出発して30分ほどで到着する小さな駅「ムッタース」で途中下車することにした。駅前の広場から連なるムッタース村は、「チロルでいちばん美しい村」賞を2度受賞した花と壁画の村だ。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。