夫の“パワハラ退職”で傾いた共働き家計 支出額を見直してみたら…夫婦ともに「絶句」 (5/6ページ)

 「企業型確定拠出年金」で掛け金を払っていたため、あと4年、60歳まで支払いを続ければ、定年前に退職していても退職金を受け取ることができます。家計からの支出(月々の掛け金)は増えてしまいますが、確定拠出年金は企業型から個人型(いわゆるiDeCo)に移し、継続していくことにしました。残った住宅ローンはその退職金で完済できそうです。

(プレジデント社より引用)

(プレジデント社より引用)

 ただ、貯蓄は現在420万円で夫婦の年齢から考えるとやや少なく、心細いものがあります。家計のコストカットには成功しましたが、それでも妻であるKさんの収入だけでは毎月6万円の赤字。貯蓄を切り崩すしていくしかありません。そう考えると、年金がもらえるまでの期間はかなり厳しい家計状況になってしまうのです。

 【家計コストカット額 ランキング】

 1位:食費 -2.5万円

 子どもがいないせいか、外食や中食が多くなっていたが、昔のように自炊することを多くした。

 2位:水道光熱費 -8000円

 日中仕事で不在がちな割に高額なため、使用の仕方に気を付けた。不在時の電気・エアコンのつけ放しに特に気を付けた。

 3位:新聞代など -7000円

 2紙取っていた新聞のうちの1紙解約、妻の髪染めを自分でやってみることに。

 4位:通信費 -6000円

 固定電話は持たないようにし、夫婦ともに格安スマホに。

 5位:生命保険料 -5000円

 過剰な保障部分の保険を一部解約した。

 6位:生活日用品 -4000円

 別に住む長男夫婦の孫(1)のための買いだめが多かったが、必要最低に。

 7位:被服費 -3000円

 クリーニング代がほとんどだが、可能な範囲で自分たちでアイロンがけなどするようになった。

 7位:交際費 -3000円

 夫の退職に向け、社内の人との交流がなくなり、妻の職場での付き合いのみになった。

収入激減にどう備えるか?

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