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▼脳科学者太鼓判「○○すると子供の学力は上がる」
多くの親は子供に手を焼く。特に、勉強だ。遊んでばかりで勉強しない。本当は言いたくないが、つい口に出てしまうのが「勉強したの? 勉強しなさい!」。子を持つ親として自戒を込めて言わせていただくが、気の毒である。気持ちがわかりすぎて、つらい。しかし、これまで東京大学に合格した学生の親たちに取材すると、彼らはまるで打ち合わせでもしかたのように異口同音にこう語ったのだ。
「子供に『勉強しなさい』と言ったことはありませんね」
「言わなくても、(ウチの子は)勉強していました」
「読書に没頭して、食事の時間にもやめないので困りました」
彼らは自慢しているわけではない。それが「わが家では普通だった」とありのままを述べているにすぎない。「なぜ自ら勉強する子が育つのか?」これは編集部の長年の疑問だった。
その疑問が今回の特集で解明された。
東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太教授に東大生アンケートの監修を依頼し、その結果を見てもらうと、すぐさまこう太鼓判を押したのだ。
「東大生アンケートの結果には、学力の源泉となる親の行動がはっきりと示されています。学力の高い子に育てるために、何をすればいいか明らかです」
東大生の親が子供にしていた習慣は、たった1つだった。それが学力向上の源泉になった。そう川島教授は断言するのだ。
「子供の話をしっかり聞く」たったそれだけができない親
学力の源泉となる、たった1つの親の習慣。それは「子供の話をしっかり聞くこと」だ。
東大生に小学生時代を振り返ってもらったアンケートでは、「家の人にしっかり話を聞いてもらっていましたか?」という項目がある。これに対して、実に東大生の90%がYESと答えた。自由記述で答えてもらった、「親子の会話のエピソード」にはこんな実例が記されていた。