子供のおもちゃ選び 困ったときは相談を おもちゃコンサルタントの丹波真理子さん (2/3ページ)

クリスマスの飾り付けが施されたプチボナムの店内で、店長の丹波真理子さん(左)と従業員の工藤美由紀さん=千葉市中央区
クリスマスの飾り付けが施されたプチボナムの店内で、店長の丹波真理子さん(左)と従業員の工藤美由紀さん=千葉市中央区【拡大】

 小児病棟で日々の楽しみが電子ゲームだった子供たちが、週に一度の「アナログゲームの日」を朝から楽しみにしてくれた。外国製のボードゲームで、小学生が丹波さんを負かそうと、目を輝かせていた。

 日々の治療に耐え、学校に通えず自分に自信が持てなかった女子中学生と、ゲームを通じて明るい表情を取り戻していく姿を間近で見ることもあった。こうした経験が高じ、「身近にないなら、おもちゃ屋さんを作ろう」と決心する。夫の理解も背中を押した。

 開店して間もなく、通りかかった60~70代の女性2人組が店に入ってきた。「私たちには縁がないけれど」といいながら、帰りがけにシャボン玉吹きを買い、店の前の公園で遊び始めた。「2人は“遊ぶ”という気持ちを思い出したな」。丹波さんはうれしくなった。おもちゃは大人に対しても、コミュニケーションや認知症の予防・改善の助けになると実感した。

 流行のキャラクター商品や電子ゲームは置かない、というのが丹波さんの方針。昔ながらの「アナログ玩具」にこだわる。「自分で遊び方を探しながら、達成感に巡り合えるのが楽しみになるおもちゃしか扱わない。子供の成長の栄養であり、そんなおもちゃとの出合いを増やすお手伝いがしたい」