経営者に向けたテーマなら、
・未来に不安を感じて立ち止まるのでなく、未来を自ら創造する価値について
・若者たちが入社したいと集まってくる企業の条件
・人は理でなく、情で動く
・生き方を変えた先人のひと言
・明日の後継者になる人たちに、これだけは伝えたいこと
・好調な時期に近づいてくる人、不遇な時期に支えてくれる人
などのテーマがある。
子供を持つ親や女性なら、
・一生忘れることができない、愛を注がれた思い出
・世界を変える人を、育てる人
・消費の9割を担う女性客の心をつかむ
・男性は問題解決脳で暮らし、女性は共感脳で生きる
・女性がかける励ましの言葉が、男性を飛躍させる
などがあるだろう。
スピーチのネタに困ったら、自分自身が聞いてみたい話や感動したテーマにすればよい。導入部が決まり、大テーマが決まったら、あとは実際にどう話すかだ。
魅力的なスピーチは3部構成になっている
3、落語にならって、スピーチを3部構成にする
落語ではいきなり本題に入らず、まず世間話や本題と関連する小咄(こばなし)をする。これを「マクラ」と呼ぶ。そして「本題」に入り、本題の最後に「落ち(サゲ)」が来る。落語を参考にして、スピーチも3部構成で組み立てると、魅力的になる。