【高論卓説】裁量労働制は不要か 迫るAI時代、生き抜く鍵は… (3/3ページ)

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 そのような中で今までと同じような働き方をしていていいわけがない。人もまた変わらなければならない。言われた仕事を言われた通りやるのはAIに任せればいい。人はもっと自由に考え行動できることが新しい時代の企業に求められているのではないだろうか。

 終戦直後何もない中で起業し、世界的な分析器メーカーに成長した堀場製作所の創業者、堀場雅夫は「面白いと思ってやった仕事は効率も上がるし、疲れない。嫌々やった仕事は2倍も3倍も疲れる。人間『おもしろい』と思うかどうかが大事なんだ」と以前筆者に語った。ただ今あるものを守るのではなく、新しい時代に挑戦する、そんな「働き方改革」をやってもらいたいものだ。

【プロフィル】松崎隆司

 まつざき・たかし 経済ジャーナリスト。中大法卒。経済専門誌の記者、編集長などを経てフリーに。著書は多数。昨年7月に「東芝崩壊19万人の巨艦企業を沈めた真犯人」を出版。55歳。埼玉県出身。