コンソーシアムは5月下旬から6月上旬にかけて、このコンテナの実用性を試験。積み込んだのは、福岡県産のモモやイチゴ、ミズナ、熊本県産のスイカ、トマト、鹿児島県産のマンゴーやカボチャなどコンソーシアムに参加する九州3県の青果物約二十数品目だ。5月29日に福岡県久留米市にある福岡県農林業総合試験場資源活用研究センターで積み込み作業を行い、博多港を出発。6月8日、香港・青衣(チンイ)島にある青衣工業中心(産業センター)に到着した。
内野特任教授ら約30人のコンソーシアムのメンバーが香港に出向き、それぞれの青果物の鮮度の状況を一日がかりで調べ上げたがほぼすべてが販売可能な状態で、期待通りの成果を得たという。
実用化に欠かせないIT技術
一方、このコンテナを機能的に運用するには、もう一つの柱であるITを活用した輸出システムの構築が不可欠だ。さまざまな青果物を混載する分、運用が複雑になるためだ。輸出事業者がどの青果物をどの温度帯に積めばいいのか理解していなければ、輸送中に青果物が劣化し、売り物にならないといった事態も起こりかねない。