「N高」作った角川ドワンゴ学園がN中等部を設立  創造性や自主性伸ばせるカリキュラム提供 (2/4ページ)

 2016年4月に開校したN高では、ネットで通信教育を行いつつ、プログラミングの専門教育や、難関校進学に向けた通学制の教育などを実施。卒業年次をいち早く迎えた転入生から、東工大をはじめとした国公立大学や、早大、慶大といった難関私立大学への進学者を輩出している。在校生では、先だってインドネシアで開かれた第18回アジア競技大会で行われたサッカーゲーム「ウイニングイレブン2018」の競技で日本代表として戦い、金メダルを獲得した相原翼選手がN高の3年生。9月13日の発表会にゲストとして登場し、「自分の好きな時間で授業を受けることができて、ストレスがないのが良いと思う」と、N高の良さをアピールしていた。

N高3年生で第18回アジア競技大会「ウイニングイレブン2018」日本代表・金メダリストの相原翼選手(左)と角川ドワンゴ学園理事の川上量生氏

N高3年生で第18回アジア競技大会「ウイニングイレブン2018」日本代表・金メダリストの相原翼選手(左)と角川ドワンゴ学園理事の川上量生氏

 囲碁の女流棋聖戦で今年、5連覇中だった謝依旻女流本因坊を破ってタイトルを獲得した上野愛咲美女流棋聖もN高生。コンピューターのプログラミングでも、国内外で活躍する生徒が出て来ている。こうした在校生の活躍や、子供を通わせている親の高い評価から、運営側ではN高の存在意義を確信。その上で、中学生向けにも同じようなカリキュラムで学べる場があれば良いといった学生や親の意見もあって、中等部の設立が決まった。

既存の中学に在籍しながら、スクールに通って学ぶ