「N高」作った角川ドワンゴ学園がN中等部を設立  創造性や自主性伸ばせるカリキュラム提供 (4/4ページ)

 自分のペースで先取りもできる個別学習では、教育のために開発したオリジナルアプリで国語、数学、英語の授業を行い、個々の生徒が自分に合った速度で学習できるようサポートする。創造力を育む多様な学びでは、英会話、プログラミング、職業体験、楽曲制作、小説執筆、料理などN高でも提供して好評な課外学習を、中学生向けにも行い知識や経験を身につけてもらう。生徒にはITスキルの上達も兼ね、アップルのMac Bookを用意してもらい、グループウエアを活用してデータやメッセージの共有、やりとりなどを行わせる。

N高等学校校長、N中等部スクール・プレジデントの奥平博一氏(右)と角川ドワンゴ学園理事の川上量生氏

N高等学校校長、N中等部スクール・プレジデントの奥平博一氏(右)と角川ドワンゴ学園理事の川上量生氏

 入学テストを週1回のペースで実施

 N中等部のキャンパスは、当初は東京都内の新宿・代々木付近に置く予定。コースと学費は週5通学のWeekday Courseが1期6万4800円、週3通学の3days Courseが1期4万8600円、週1通学の1day Courseが1期3万2400円で、ほかに設備管理費として1期1万800円が必要。N中等部では12の期制をとり、学校休校日を除く年間の登校日を12分割したものを1期としている。

 2019年4月の開校に向け、9月13日にWebサイトを開設し、資料請求と出願の受付をスタート。9月29日から個別相談を開始し、2019年1月から4月にかけて入学テストを月1回のペースで実施する。初年度は40人ほどの生徒数になる見込みだ。