◆「秋バテ」に気をつけるべき人
「秋バテ」に気をつけるべき人について、吉田先生は次のようにコメント。
「特に高齢者は要注意です。予備力が低いことに加え、加齢に伴う心身の衰えや病気などが影響します。また配偶者や子、兄弟など近親者の病気や喪失などによって、孤独を抱え、閉じこもりがちになったり、不安に陥りやすい傾向があるため、やはり注意が必要です。
夏は、陽の光も強く、気持ちも高まりやすい時期。一方で、秋は『祭りの後の静けさ』といった雰囲気もあり、夏とのギャップを感じやすいと思われます。また『食欲の秋」『読書の秋』など、周りが盛り上がるものの、自分だけが取り残されている感覚になったり、日が暮れるのが早くなり何となく物悲しい気持ちに陥りがちです。そういった理由で、『秋バテ』が進行しやすい傾向にあるのです。」(吉田先生)
◆「秋バテ」を防ぐために必要なこと
特に気をつけたい高齢者の「秋バテ」について、吉田先生に予防ポイントを教えてもらいました。
「定期的なコミュニケーションをとり、気にかけてあげることが大切です。そして、コミュニケーションの中で『いつもと違う』と気付くことが重要です。そうすることで、『何か』が起こる前に対策をとることができますし、孤独感を軽減させることができます。
その第一歩は、普段の生活を通して、高齢者の『いつも』を知ることから始まります。『いつも』を知り、高齢者の生活状況やリズムから、様子がおかしいと気付くことが『秋バテ』の防止に繋がっていきます。」(吉田先生)