社長になる人は何が違うのか? 今回の社長を目指す法則・方程式…「カラーバス効果」 (4/4ページ)

社長になる人は何が違うのか?(Getty Images)
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 よって、極論すれば課長も部長も(もちろん役員も)「社長レベルの視点・視野・視座」でものを見て行動し、現場のマネジメント個々が社長の分身として自律的にトライ&エラー、PDCA…Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)…を回し、その中から次の成功を見つけて欲しい。これが世の多くの企業経営者がミドルやシニアに望んでいることです。

◆社長レベルの「カラーバス・スイッチ」を入れよ!

 「カラーバス効果」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

 これは、例えば「赤いポストを探してください」と言われるとポストのみならず視界に入る「赤いもの」が目に飛び込んでくるというような心理学用語(「color(色)」を「bath(浴びる)」)です。

 人は同じ情報空間にいても、その人それぞれがどのような意識(興味関心やテーマ)を持っているかで、自分の目や耳に入ってくるものは全く異なります。

 人間の脳は、特定の事象を意識することで、その特定事象のみを積極的に認識するという性質を持っています。

 社長、特にオーナー社長などがいつも、自社にとっての面白いネタを拾ってくるのは、社長にはこの社長レベルの視点・視野・視座での「カラーバス・スイッチ」が常に入っているからです。

 立場や役割が、それに応じた「カラーバス・スイッチ」を入れるのは事実ですが、いくら部長だ、役員だ、あるいはサラリーマン型の場合だと社長だとすらいっても、その立場へのコミットがなければその人には適切なカラーバスは働きません。

 逆に課長であっても、一般社員であったとしても、事業レベル、経営レベルの課題意識やテーマを持っていればその人たちには社長レベルの視点・視野・視座での「カラーバス・スイッチ」が入ります。タレント的に活躍する若手リーダーたちや社長昇進レースに乗っていく人には等しく「社長レベルのカラーバス・スイッチ」が入っているのです。

 この連載でこれから、様々な角度から、課長や部長としてご活躍されている皆さんが、どうすれば「社長レベルのカラーバス・スイッチ」を入れることができるかについて、ご紹介していきますので、お楽しみにしてください。

【プロフィール】井上和幸(いのうえ・かずゆき)

井上和幸(いのうえ・かずゆき)株式会社経営者JP代表取締役社長・CEO
1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。
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【社長を目指す方程式】は井上和幸さんがトップへとキャリアアップしていくために必要な仕事術を伝授する連載コラムです。更新は原則隔週月曜日。

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