フィンテック群雄割拠~潮流を読む

「家計簿アプリ」使ってますか?フィンテックのビジネスへの広がり (1/4ページ)

甲斐真一郎
甲斐真一郎

 家計簿アプリには、どんなアプリがあるのか?

 家計簿アプリには、国内だけでも様々なアプリがあります。マネーフォワード ME、Zaim、LINE家計簿、Moneytree、Dr.Walletなどが、その顔ぶれです。まさに群雄割拠と言っていい状況だと思います。

 でも、この中で迅速な立ち上がりを見せて、運営会社がいち早く上場までして、世の中に浸透したのがマネーフォワードMEでした。2018年秋の時点で利用者が700万人を突破したそうです。ちなみにZaimは800万ダウンロード数、LINE家計簿は開始からたった2ヶ月で200万人のユーザー登録数を発表しています。

 なぜ日本で家計簿アプリが流行るのか?

 日本で、こうした家計簿アプリが人気を博している理由の一つには、日本人の生真面目な倹約気質に関係があるのではないかと僕は考えています。例えば、アメリカ人などのお金管理の感覚は、僕が思い起こせる知人の範囲では、「かなり大雑把」という印象があります。だから、アメリカにも Mintという有名な家計簿アプリがありますが、アメリカンな彼らの感覚には合わないのではないだろうか、と思えるのです。まあ、これは僕の感覚値に過ぎないのかもしれませんが…。

 いずれにしても、家計簿アプリというは、フィンテックの1つの切り口として、日本の土壌に合っているように感じられます。

 ビジネスとしての家計簿アプリの可能性?

 ただし、ビジネス的な観点から、家計簿アプリのビジネスを見ると、1点気になることがあります。

 それは、銀行が保有するユーザー固有のデータベースに直接アクセスできるAPIが開放されてこなかった問題です。APIとは、データベースを公開する側が提供する決められたガイドラインに沿って、外のプログラムから通信することで、必要な情報(データ)を取ったり、ある情報(データ)をアップデート可能にする仕組みです。

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