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和魂洋才で「世界が憧れるウイスキー」目指す 山形・遊佐蒸溜所の挑戦 (2/3ページ)

 ウイスキー造りには、良質かつ豊富な水と、清澄かつ冷涼な空気、そしてほどよい湿度が欠かせません。それらの条件に従って選ばれた遊佐町は、山形県の北方に位置する名峰・鳥海山(ちょうかいさん)の麓にあり、国土交通省が認定する『水の郷百選』にも選ばれるなど、町のそこかしこに美しい湧水が溢れる水と空気の理想郷です。

 四季折々に表情を変える、豊かな自然に恵まれた地。そんな遊佐町から、日本酒造りの経験を生かしつつも、本場スコットランドの伝統製法に準じたウイスキーを製造・発信していくそうです。

「世界にひとつのジャパニーズ・ウイスキー」を目指す

 『遊佐蒸溜所』のウイスキー造りのコンセプトは、「Tiny(ちっぽけな)、Lovely(かわいい)、Authentic(本物の)、Supreme(最高の)」だそうです。これらの頭文字をとって「TLAS(トラス)」と呼称し、小規模ながらも本格的かつ最高級の品質を目指しています。

 蒸溜所の面積は約620㎡、敷地面積は約4,550㎡と、ウイスキー蒸溜所としてはミニマム。ですが、だからこそ隅々まで目が行き届き、品質に責任が持てるのです。

 そんな日本らしい丁寧な「ものづくり」にこだわりつつも、本場スコットランドの伝統的な工程・原料・貯蔵方法を踏襲。焼酎や日本酒造りで培った「酒づくり」の精神で、細部までこだわった『遊佐蒸溜所』ならではの味を探求しています。

 そんなストイックさを象徴するかのように、製造スタッフは3名という少数精鋭。うち2名は女性で、一人ひとりが重要な役割を担っているそうです。更に全員が若年層という、世界的にもまれな構成。新たな若い力で、既存の色に染まらないウイスキーを醸しています。

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