高齢化の進展で増加している社会保障関係費も安価なジェネリック医薬品(後発薬)の普及促進、公的年金の支給額が本来より高くなっている「特例水準」を早期に解消することも求めた。
一方、14年度予算編成に向けた基本的な考え方も提示。20年ごろまでの物価動向などを展望する「中長期の経済財政試算」や財政健全化目標達成に向けた具体的な取り組みを示した「中期財政計画」を8月に策定する。
「聖域なき見直し」 社会保障にメス
6月6日の経済財政諮問会議で示された「骨太の方針」の素案には財政規律の堅持が明確に打ち出された。消費増税を前提に、高齢化で増え続ける社会保障費に抜本的なメスを入れるのが最大の柱。財政健全化に伴う痛みを和らげるには景気回復が欠かせないが、財源は極めて限られる。そこで、「骨太の方針」の素案には教育などを通じた「能力・個性を発揮するための基盤強化」をはかる方針を明記。財政出動に頼らず、国民の職業能力を引き上げることで、日本の潜在成長力を向上させようとする狙いを盛り込んだ。