【Campus新聞】フリーペーパー「Essens」(エッセンス)では、フリーペーパーの発行と同時に食事会などのリアルなイベントを通じて、大学生に「食育」の大切さを伝えている=2013(平成25)年3月14日(学生団体「Essens」撮影)【拡大】
日本は、食品の半分以上を海外から輸入している。その量は年5600万トンにも上るが、その3分の1に当たる1800万トンを廃棄している。さらに、その半分以上の1000万トンが家庭から出ている。日本の食品の廃棄率は、世界一の消費大国であるアメリカを上回っている。
日本は食料の輸入大国であるにもかかわらず、世界一の「残飯大国」なのだ。
農業体験に行った農家では、暑い日も寒い日も毎日のように、作物に愛情を注ぎ、「みんなが食べてくれる」と思いながら仕事をしているという。
Essensの活動を通じて、「食べさせてもらっている」ということに初めて気づかされた。だから、それをもっとたくさんの人に気づいてほしいと考え、活動をしている。
大学生が10年後に、健康であるために、日本が10年後も笑顔のある社会であるために、今の食生活が大切だと考えている。身体だけではなく、心にも優しい食生活を提案していきたい。(今週のリポーター:学生団体「Essens」メンバー 鎌田航平/SANKEI EXPRESS)
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