テスラが8月7日に発表した4~6月期決算はコスト増などで最終損益こそ赤字に再び転落したが、モデルSの販売は1~3月期より拡大し、マスク氏は「世界需要は引き続き伸びている」と強気を崩さない。「GMなどビッグ3(米大手3社)を脅かす可能性が出てきた」と指摘するアナリストさえいる。
だが、テスラにも死角が見当たらないわけではない。本社のあるカリフォルニア州や連邦政府の環境優遇税制に支えられる面が大きく、一部金融機関は株価目標を最近引き下げた。テスラは無料充電スタンドを全米各地で整備する計画も打ち出したが、長期的には車種の拡充なども課題となりそうだ。
これからは冒頭のGMのように他社のマークもきつくなり、競争も激しさを増すだろう。その中でも安定して業績を伸ばしていけるか。ある意味、ここからがテスラの正念場だ。(ワシントン支局 柿内公輔/SANKEI EXPRESS)