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靖国めぐる「熱狂と偏見」消えず 閣僚3人参拝 超党派は倍増102人 (3/5ページ)

2013.8.16 10:00

  • 東京都千代田区九段北の靖国神社

 首相は、中国、韓国のみならず同盟国の米国も巻き込んで外交問題化する15日の参拝は選ばなかったが、在任中に参拝する意向は変わらない。

 靖国参拝が政治問題化するのは中韓だけが問題なのではない。日本国内の一部勢力が火に油を注いできたのも否めない。

 例えば中江要介元中国大使(90)は2000年4月に国会で、1985年12月に中国の胡耀邦総書記(97)=当時=と靖国問題を協議した際のエピソードを証言している。85年8月15日に中曽根康弘首相(95)=当時=が公式参拝したのをきっかけに、日中関係が冷え込んでいたころだった。

 胡氏「もう靖国神社の問題は両方とも言わないことにしよう。85年でも100年でも騒がずに静かにして、自然消滅を待つのが一番いいじゃないか」

 中江氏「もし今黙っちゃったら、日本では『ああ、もうあれでよかったんだ』と思ってしまう人が出るかもしれない」

 背中から矢を射る

 冷静になろうと努める中国側を、むしろ日本側がたきつけているような構図だ。時の首相がいかに真摯(しんし)に戦没者の慰霊と追悼の意義や正当性を訴えようと、背中から矢を射る勢力が幅を利かせていては事態はなかなか改善できない。

碑文:時が熱狂と偏見とをやわらげた暁には

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