ところで、ナチスが国民の喝采を浴びた背景の一つに、巧みな宣伝戦がある。大幹部で「プロパガンダの天才」と呼ばれた独国民啓蒙(けいもう)・宣伝相パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス(1897~1945年)はこう言い切る。
「嘘で塗り固められたプロパガンダというのは、ニセの大義の証し。長期的には必ず失敗する」
中国・北朝鮮の“報道機関”がたどる運命か。同時に、親しい刑事の「真の詐欺師は誠にあふれ容疑事実以外、言動は全て真実」との言葉を思い出す。大量の公正・事実報道に紛れ込ませた嘘。“歴史問題/平和憲法報道”などに際し、日本や韓国のメディアはこの手法を駆使し国民を反日へと導き続けた。
国民が報道自体に疑問を抱く“中朝報道機関”より、余程(よほど)ナチス教義に忠実…。(政治部専門委員 野口裕之/SANKEI EXPRESS)