【アメリカを読む】
優美な外見と裏腹に、前のめりで、攻める経営者という印象をまた強くした。IT界のみならず、米企業の女性経営者で最も注目を浴びる一人だろう。
「ビジネスは堅調だ。まだやるべきことは多いが、サービスの強化も快調なテンポで進んでいる」。ヤフーの4~6月期決算発表で、減収にもかかわらず最高経営責任者(CEO)のマリッサ・メイヤー氏(38)からは強気の言葉が並んだ。
だが、その強気もあながちはったりとは聞こえない。どうやらヤフーが断崖絶壁で踏みとどまったことは、業界関係者も市場も認めざるを得まい。
グーグルから電撃移籍
一時は身売りもささやかれた米ヤフーの経営が持ち直している。牽引(けんいん)車は昨年7月に米グーグルから引き抜いたメイヤーCEOで、社内の混乱を収拾し、意識改革を推進。新興企業を次々買収するなど反転攻勢に出て、株価も急上昇している。ただ、生命線の広告事業は伸び悩み、“完全復活”へはなお道半ばだ。