だが、直近の4~6月期は減収で、業績自体はまだ復調に遠い。売上高の8割は広告収入だが、調査会社によると、昨年の世界のネット広告市場は前年より2割拡大したのに、ヤフーは3%増にとどまった。
米誌ニューズウィークは「業績はぱっとしないが、企業イメージを回復し、社内のムードを変えたメイヤー氏の手腕は評価すべきだ」と指摘する。
「優れた人材が増えれば魅力的な製品開発と収益につながる。もう少し時間がほしい」と投資家らに訴えるメイヤー氏。一時の苦境から脱したヤフーだが、ライバルとの競争力を取り戻し、熾烈(しれつ)なIT業界のサバイバルを生き抜く闘いにおいて、ある意味、これからが正念場といえそうだ。(ワシントン支局 柿内公輔(かきうち・こうすけ)/SANKEI EXPRESS)