メイヤー氏就任前のヤフーは文字通り混乱の極みにあった。グーグルとの競争で業績が低迷し、米電子決済大手ペイパル社長だったスコット・トンプソン氏(55)をCEOに招いたが、内紛でヤフー創業者のジェリー・ヤン氏(44)ら役員が大量離反する事態に発展。挙げ句の果てはトンプソン氏までが学歴詐称問題でヤフーを去った。
株価は急落し、顧客も離れていく中、マイクロソフトやグーグルなど競合他社がヤフーの買収に動き出したと伝えられた。財務改善のために保有株など資産の切り売りも検討したが、これまた行き詰まってしまう。進退窮まったヤフーだが、ライバルのグーグルの副社長だったメイヤー氏に再建を託す離れ業を繰り出した。
産休後に買収攻勢
妊娠していたメイヤー氏は就任早々、産休のために休業。高給で迎えられたこともあって、彼女に批判が集中した。だが、すぐに社業に復帰したメイヤー氏は批判もものかは、精力的な仕事ぶりで雑音を封じ込む。