【安倍政権考】
この夏、わが世の春を謳歌(おうか)する自民党の各派閥は、泊まりがけの研修会を復活させるなど忙しかったようだ。最大規模を誇る「総裁派閥」の町村派(清和政策研究会)もほかではない。9月1、2日に長野県軽井沢町で5年ぶりの研修会を開き、会長の町村信孝元官房長官(68)は「大勢の人が参加して研修会を開くことは喜びだ」と、満面の笑みをたたえた。
「1強」での緩み象徴
懇親会では約70人の参加者全員による「第1回清和政策研究会じゃんけん大会」が開かれた。頂点に立った中堅衆院議員はフェイスブックに「図らずも初優勝してしまいました! じゃんけんメッチャ強いです」と無邪気に書き込んだ。
しかしAKB48でもあるまいし、のんきにじゃんけんをやっている場合なのか。
東京電力福島第1原発の放射性汚染水問題が日ごとに剣呑(けんのん)化するなか、町村氏は研修会での記者会見で、2020年夏季五輪東京招致に対する汚染水問題の影響を問われ、こう答えたのだった。