中国から中大への留学生で3年の周逸乾(しゅう・いかん)さんも派遣メンバーのひとり。「日本企業は日本でも中国でもチームワークが強みになっている。中国人はどちらかといえば個人主義だ。一方、日本企業は中国人をあまり信頼していないのではないかとの印象をもった」と指摘した。現地法人で中国人がトップを務める日系企業は、まだ少数派だ。
「二面性、尊重したい」
3年の鹿野千菜美(かの・ちなみ)さんの視点も興味深い。「中国は国家と個人の考え方に違いがあり、(同一人物でも)立場や状況によって異なる発言や行動をする“二面性”があるのではないか」とみる。個人的に日本や日本人が好きでも、例えば反日活動や共産党の地元集会にかり出されれば、一般の人であっても公の場で反日以外の姿勢をとることは中国人としては難しい。「そうした二面性も受け入れて尊重したい」と鹿野さんはいう。