【続・灰色の記憶覚書】
吉祥寺にて芝居の公演をしていたため、日々井の頭線に揺られていた。井の頭線というのを実は大変に気に入っていて、まず、それなりに名のある区々(まちまち)を抜けて行くのに、風景はのんびりしていて、妙竹林な塔やギラギラした高層住宅みたいなものがそれほど目につかず、比較的穏やかな気持ちで揺られている事が出来るということ。下北沢駅は改装中でやたらとややこしいし、明大前駅も以前と違うような気もするけれど(長く下車していないのでわからないのだけれど)、いずれにしても渋谷駅の東急東横線ほど地中深くもないし、別の路線と絡み合ってしまったわけでもないので、利用する際、昔と変わらず混乱する事もないということ。吉祥寺駅と渋谷駅の距離感が適度であること。急行と各駅電車の配分がスマートなこと。
気に入ったのんびり環境
このお気に入りの井の頭線の往復で、私は居眠りをしたり本を読んだり放心したり乗り合わせた仲間とお喋りしたりやっぱり居眠りしたりしていたわけなのだけれど、とりわけこの、のんびりした電車に揺られて読書をするのが気に入った。