【国際情勢分析】
バラク・オバマ米大統領(52)は先週、予算未成立への対応を理由に外遊を中止し、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や東アジアサミット(EAS)などを欠席した。苦渋の選択とはいえ、アジアからは米国の不在が中国のトップ外交を際立たせる結果になったとの論評も出た。一方、オバマ政権が強調する「アジア重視」の戦略については、その実効性に疑問を投げかける声が米国でも上がっている。
貿易額拡大を提唱
シンガポールの英字紙ストレーツ・タイムズは10月10日付で、「アジア・太平洋地域の統合への保証」と題した社説を掲載。オバマ氏がAPEC首脳会議などへの参加を見送ったことが、この地域の「外交の空白」を生み、それを中国の習近平国家主席(60)が巧みに活用したと指摘した。