サイトマップ RSS

青山二郎の目利き文章が日本力を鍛える この「ジィちゃん」が白洲正子を育てた 松岡正剛 (3/5ページ)

2013.10.16 19:30

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 こういう青山のことを、白洲正子はずっと「ジィちゃん」と呼んでいた。さすがに白洲はこの異能者のクセとアジを読みとっていて、『いまなぜ青山二郎か』(新潮社)にその一部始終を綴ってくれた。必読だろう。必読だが、それで青山二郎がわかったなどとは思わないほうがいい。

 青山は鉄斎のような酔狂な画人が大好きだった。とくに贋作がやたらに多い鉄斎を見ては、ほくそ笑んでいた。もともと書画骨董は贋作だらけだが、そこを覗き込んでいるうちに「眼の哲学」もできあがるからだ。

 【KEY BOOK】「眼の引越」(青山二郎著/中公文庫、1300円、在庫なし)

 初めて青山二郎を読む者は、本書のなかの「富岡鉄斎」「小林秀雄」「バッハの音楽」を読みくらべるといい。青山が何に慎重になり、何に対して大胆不敵になり、何から学ぼうとしているかがわかる。本書の解説はぼくが書いている。青山二郎は「もとをとる」とは何かを見抜いた男だったということを解説した。どういうふうにもとをとったのか。青山は自分ではたいたものを、自分の眼に戻してもとをとったのだ。これが「眼の引越」という意味である。

「骨董鑑定眼」「眼の哲学/利休伝ノート」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ