伊豆大島で、土石流による死者・行方不明者が多数出たのはなぜなのか。火山や台風などの災害に詳しい専門家らの指摘からは、長年にわたる三原山の噴火活動で形成された火山灰中心のもろい地質と、記録的豪雨とが重なった複合的な要因に加え、行政対応の問題点などを指摘する声があがった。
複数要因重なり…
気象庁によると、伊豆大島の大雨の要因は、台風26号の進路に島がぶつかったことに加え、26号の接近に伴ってできた前線が、10月15日夜から16日未明にかけ、伊豆大島から房総半島に停滞したことにある。
前線は南から吹き込む暖かく湿った空気と陸側の冷たい空気がぶつかってできる。今回は台風が暖かく湿った風をもたらし、勢力が強く広範囲だったため積乱雲が発達、激しい雨を降らせやすい「明瞭な前線」(気象庁担当者)になった。