【食を楽しむ】
お粥から始まって、すし、丼、はたまたおこげ-。コメを主役にしたユニークな懐石を楽しめる「銀座米料亭 八代目儀兵衛」が東京・銀座にオープンした。コメへの熱い思いを抱く兄弟が、あらゆる角度からおコメを味わわせてくれる。
冷めてもおいしい
「今の子供たちは『おコメには味がない』というけれど、おコメには味がある。おコメはおいしいんです!」。こう力説するのは、料亭を運営する「八代目 儀兵衛」の代表取締役社長、橋本隆志さん(40)だ。京都の老舗米店に生まれ、「五つ星お米マイスター」の資格を持つ橋本さんは、コメの魅力を伝えるべく、コメのギフト商品を手がけるインターネットショップを設立。また、2009年には「究極の銀シャリを食べられる場所を」と京都・祗園に米料亭をオープンし、行列店に成長させた。今回の銀座店はその2店舗目にあたる。