ご飯に変わる瞬間
「ここでしか食べられない」と晃治さんが胸を張るのは、「瞬米」。ほんの少しだけよそわれたコメ粒が、ダイヤモンドのように輝いている。「『コメ』から『ご飯』に変わる瞬間のものです。おコメのアルデンテといったところでしょうか」と話すその食感は、むっちり。そして、橋本さんをはじめとしたマイスターが配合したブレンド米「翁霞」を、特製の土鍋炊飯釜で炊きあげた「究極の銀シャリ」が登場。コメの実り具合に合わせ、約2週間おきに配合を変えているという。「人間と同じで、おコメは単一では力を発揮することができません。それぞれの個性を熟知して組み合わせることで、よりおコメがおいしくなるのです」(橋本さん)
「日本人の原点を大事に」という思いから、おみそ汁とおかず2品(この日は中トロのあぶりと、牛肉の煮物)などとともに一汁三菜のスタイルで供されるが、やっぱり主役はコメ。香り、味、食感、粘り、のどごしのバランスが絶妙で、おなかがいっぱいのはずなのに、いくらでもいただけてしまう。