他媒体へ発展
ゲームはゲームとして完結しているものと思われがちですが、このような解析本を足がかりに、新たな読書につながる発展性もあるはずです。『サイレンマニアックス』の場合、ゲームに影響を与えた書籍やDVD、CD等が計32作品紹介されています。たとえば本ですと、『屍鬼』、『キャリー』、『ラヴクラフト全集』など。
ゲームが好きだからこそ、手に取ってみる本がある。そこから、「この作者の本をもっと読みたい」と、さらに別の作品へ読書の興味が広がっていくというのも、なかなか素敵なことだと私は思います。(作家 乾ルカ/SANKEI EXPRESS)
■いぬい・るか 1970年、札幌市生まれ。銀行員などを経て、2006年『夏光』で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。10年、『あの日にかえりたい』で第143回直木賞候補、『メグル』で第13回大藪春彦賞候補となる。12年、『てふてふ荘へようこそ』がNHKBSプレミアムでドラマ化された。近刊に『たったひとり』。ホラー・ファンタジー界の旗手として注目されている。札幌市在住。