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財政迷走、内外に残した傷痕 (1/4ページ)

2013.10.22 11:30

 【アメリカを読む】

 世界を揺るがした米財政危機。米史上初のデフォルト(債務不履行)が目前に迫る中、まさにぎりぎりで議会与野党が10月16日に合意した直後にバラク・オバマ大統領(52)が演説した。「与野党指導部に感謝する。政府機関も再開される」と告げて、ホワイトハウスの会見場を去ろうとした大統領に、「数カ月後にまた同じ危機が起きないか?」と声が飛んだ。

 大統領は「起きない」と返したが、顔には明らかに苦笑いが浮かんでいた。「まずい」と思った。その映像を見た米国民、いや世界中が言いしれぬ不安を抱いたに違いないからだ。

 迷走に迷走を重ねた財政協議は、瀬戸際で与野党が暫定的な連邦債務上限の引き上げと一部閉鎖された政府機関の再開で合意し、ひとまず事態は収拾された。だが、広がった混乱はすでに米国内に深い傷痕を残し、米国に対する世界と市場の信認は大きく損なわれた。かりそめの合意も危機の再発を招かない保証はどこにもない。

政治ゲームの被害者

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