番組が始まったのはバブル前夜。当時、フジテレビは「楽しくなければテレビじゃない」というキャッチフレーズを掲げていた。司会に夜の番組が多かったタモリさんを起用。ゲストと当意即妙のやりとりを繰り広げるなど、笑いの中に「知性」を与えた。
お笑い評論家の西条昇・江戸川大准教授は「当時の若い視聴者は、一体感を持ってタレントを応援しようという熱気があった」と振り返る。
番組はお笑い芸人の“出世コース”になり、レギュラーだったダウンタウンやナインティナインなどは、お笑い界の頂点に駆け上がった。
バラエティー番組のスタイルを確立した「いいとも!」だが、一方でその手法は他局に浸透し特色を出すのは困難に。20%を超すこともあった平均視聴率は近年、一桁台にとどまっていた。
西条准教授は「『いいとも!』の終了で、バラエティー界は戦国時代になる。これを機に、新しい刺激的な番組が生まれてほしい」と話した。(SANKEI EXPRESS)