尖閣問題から1年が経過し、「日本製品不買運動などは沈静化してきた」(ジェトロ)。だが百貨店関係者は、韓国が福島第1原発の汚染水漏れを理由に水産物の一部輸入を禁じたことなどをあげ、「根本的な解決策の見えない反日感情はくすぶり続ける」とみる。
こうした中、生産拠点をコストの安い東南アジア諸国連合(ASEAN)に移管する動きも加速。今年1~6月の日本企業の中国向け直接投資が前年同期比約3割落ち込む一方、ASEAN投資は約2倍に増え、生産拠点の「脱中国」が鮮明化。
ただ「中国で一度構築した物流網や技術を移管する企業体力のない企業も少なくない」(野村弁護士)。中国での会社精算には当局の税務調査など手続きが煩雑になるケースもあり、隠れた中国リスクとなっている。(SANKEI EXPRESS)