避難指示が出た25日夜、自宅で一夜を明かした元町地区の女性(74)は「雨粒も細かく、前回のように視界がきかないような雨ではなかったので、様子を見つつ、自分の責任で残った」という。
「近いのがいい」
町役場2階から大島高校に移った被災者は、午後3時33分の避難勧告解除後に役場に戻った。
避難所では夜遅くまで台風情報を確認していたという。みな自宅を流されたり、家族を失うなどした経験を持つ。元町地区の沖山明美さん(64)は「みんなで頑張ろうと肩を寄せ合った」と語る。
大島高校では他の避難者とは別のスペースが確保され、役場同様の不自由のない生活が送れたという。役場は被災した自宅からも近い。沖山さんは「気になれば、いつでも見に行ける距離。やはり近いのがいい」と安堵の表情を浮かべた。(SANKEI EXPRESS)