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「半沢直樹」の教育的効果 渡辺武達 (3/4ページ)

2013.10.30 11:30

 ネットにも批評があふれ、最後の降格人事の言い渡しについて原作とドラマでの違いなどが論じられている。単純化されたテレビよりも、やはり池井戸潤氏の原作小説の方が、人間関係や銀行内部のことがきめ細かく描かれていて引き込まれるとか、テレビの担当ディレクターが慶応義塾の創立者、福沢諭吉の家系であるといったことなど、にぎやかである。

 見て見ぬふりが無難?

 TBSの報道番組は、その道の人たちからはそこそこ評価されてきたが、ここ10年ばかりは、視聴率的には苦戦をしてきた。半沢のヒットで会社全体が一息ついていることだろうが、当欄では、メディア批評として言っておかねばならないことがある。

 小説など自分の意志で金を出して買ってきて楽しむものなら、その内容も許容範囲は広い。しかし、テレビはスイッチを入れれば誰でも見られる。しかも公共の電波を使った社会的公益事業であり、その提供情報は、放送法とそれが定めた放送基準よって縛られる。

その繰り返しが、日本に社会にあきらめを生んではいないだろうか

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