投げている側からすれば、後ろにこんな堅実で、かつ正確なプレーをする人が守ってくれてたらどれだけ助かるだろうか。巨人時代、ベンチから宮本さんのプレーを見ながら、いつもそう思っていた。
代表は負けたらダメなんだ
シーズンではライバル球団にいた宮本さんと、日の丸を一緒に背負う機会が3度あった。
五輪に初めて日本代表がオール・プロで臨み、銅メダルだった2004年のアテネ大会、「世界一」の称号を手にした06年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、そしてまさかのメダルなしに終わった08年の北京五輪だ。宮本さんと一緒に戦った記憶は今も鮮明だ。
同じチームなってまず思ったことは、何よりもリーダーとしての役割をしっかりと果たせるということだった。どんな実績がある選手だろうと、宮本さんはチームの規律を乱したり、練習をおろそかにしたりしたら「ダメなものはダメ」と言える人だ。キャプテンと呼ばれる人は、こういう人のことを言うんだろうなと、すごく勉強させられた。