予算から補助金2兆8674億円を出して設置した取り崩し型の復興関連の90基金は、平均消化率が28.7%で、8244億円しか使われていなかった。
12年度に事業を終えた9基金は、平均消化率が40.1%で350億円が残った。うち17億円は既に国庫に返納され、これから精算をするものもある。残る81基金は終了年度が13年度以降か未定で、今後使うことが見込まれている。
検査院は基金の規模が適切かどうか検討し、余剰分は返納を促すよう国に求めた。
事業の一部では不適切支出も見つかった。流用に当たると問題になったものも含め、昨年度は38件が凍結された。
≪「役立ってるのか」…また無駄遣い≫
被災地以外での職業訓練や、内容に乏しい放射線の啓発ビデオ制作-。「流用」がたびたび問題となってきた復興予算でまた、使い道が疑問視されるケースが見つかった。財源には復興増税による国民負担も含まれ、会計検査院は各省庁に説明責任を求めた。