首相は2プラス2を「具体的な成果が出た。両国の協力、信頼関係を大きく発展させるものだ」と評価した。
≪軍拡の中国牽制 領土は首脳頼み≫
「開催自体に価値」
日露両国が2プラス2を通じて安全保障協力を拡大するのは、急速な軍拡を進める中国の存在が大きい。中国は、オホーツク海や北極海にも海洋進出を進めており、ロシアにとっても潜在的な脅威に映りつつあるからだ。一方、対中牽制(けんせい)で一致する両国だが、北方領土問題ではロシア側の消極姿勢が改めて浮き彫りになった。
日本側は、11月1日の日露防衛相会談や2日の2プラス2で、中国公船による領海侵入などの挑発行為に触れ、安倍政権が進める集団的自衛権の行使容認に向けた検討などを何度も説明。ロシア側から「(状況の説明に)謝意が示され、理解を得た」(岸田文雄外相)ことの意味は大きい。