阿純章副住職は「仏教は心と体の調和をテーマにしてきた。セミナーはその延長線上にある。3つは源が同じで、本来持っている力を発揮、ありのままの自分を見いだし生きることが根底で共通している」と話した。
数千年の歴史を持ち、さまざまな広がりを見せるヨガ。ヨガ文化に詳しい愛知学院大の伊藤雅之准教授(宗教社会学)によると、中世で発達したヨガに、西洋的な身体技法とインドの伝統武術などが融合して体系化されたのが、アシュタンガ・ヨガといった現代ヨガ。それが、西洋世界に広がる中でよりスピリチュアルな意味が与えられ、日本には英国や米国を経由して伝わったという。
「本当の自分にふれる」など、現代ヨガでよく用いられるキーワードとスピリチュアルな文化の言葉は共通している、と伊藤准教授は指摘している。(SANKEI EXPRESS)