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数年前には「限界論」
こうした多角化路線は、スターバックスの常連客だけでなく、新たなファン層も開拓しつつある。
首都ワシントンのホワイトハウス近くの目抜き通り。スターバックスで昼食代わりのサンドイッチと紅茶を同僚と楽しんでいたケイティー・バリルさん(31)もその一人だ。コーヒーは苦手というバリルさんだが、「店の雰囲気が気に入っているし、軽食メニューも増えた」のでよく利用するという。
2万店近い店舗のうち、1万1000を占める米国が依然業績を牽引(けんいん)するが、海外出店も加速中。17年前に北米以外で初めて進出した日本では今年9月に1000店に到達した。中国も現在の約1000店から2015年までに1500店に増やし、マレーシアなど東南アジアも拡充。来年にはコーヒー豆の供給元のコロンビアにも進出し5年間で50店舗を展開する計画だ。
猛進する機関車の先頭に立つのは他ならぬトップのシュルツ氏だ。業容を拡大してきたスターバックスも数年前には成長の足がとまり、「限界論」がささやかれたことがあった。